親を亡くしてしまった子どもたちのために、こころの支えとなるような童話を届けたい!
一般社団法人アートシルク協会代表理事の小倉美奈子は、福島県伊達市の出身で東日本大震災後、仕事を辞めてボランティア活動を始めました。
毎月被災地を行き来する中で、親を亡くされたお子さんに出会ったことが童話を書くきっかけとなりました。
絵本作家の高岡洋介さんや新進気鋭のグラフィックデザイナー、カトオヨオイチさんがご協力くださり、 童話を制作してきました。
子どもたちに親の愛情の深さをいつまでも
感じられるような体験を、本を通して味わってもらえたら・・・。
被災地では手芸講習会を通して、福島県飯舘村の仮設住宅の皆様、相馬市、南相馬市、伊達市婦人会の皆様、小学校の授業で交流させて頂いております。
毎月被災地を行き来する中で、特に福島の原発事故でその健康被害や精神への影響が心配される子供のことが気がかりでした。
被災地に行っていないときは、川崎や、世田谷の保養プログラムに協力し福島の子どもたちの被爆を抑える活動に参加しました。
そして、未来を担う子どもたちを守るのは大人全員の責任であることを強く思いました。
そのことは、童話の中にも反映され放射能事故で外遊びが制限されている子どもたちの心身への影響をどのように少なくしていくか、あるいは、それをばねにして強く生きるにはどのような精神力で乗り越えられるだろうかと考え、童話の中で先人や親から教わったことを伝えたいと思うようになりました。